夫婦で脱ペーパードライバーだ!楽器も運びたいし育児にもクルマがあったらいいかもしれないし、今となっては地方に移住することになったから「ひとり一台」のカーライフへ!

3日で脱ペーパードライバー

荒井さん夫婦のここ数年は、傍から見ててもなかなか激動の数年間でした。ぼくと歳も近くて共通の友人からの紹介だったので、ぼくはいまや彼らのことを完全に友人だと思っていますが、そういう気持ちで思い出してみれば、まぁいろんな練習に一緒に挑戦しました。ドアを開けるところから始まって、楽器を積んで首都高を走ったり、チャイルドシートの取り付けに悩んだり、ギャン泣きする娘ちゃんに Prime music からアンパンマン・マーチを無限リピートしてご機嫌をとってみたり、

まだCOVID-19が猛威を振るう前には、千葉のおじいちゃんのところまで「ひ孫」を見せるためにアクアラインを疾走してみたりもしました。この事例がきっかけで、

・帰省をする練習
・お墓参りに行く練習

など、確かにクルマがあってこそできる「人生においてささやかなようでとても大切なイベント」がより身近になるじゃないか、と思ったことでした。今は、帰省で遠方へ移動することは憚られますけれど、きっとそのうちまた、心置きなく会いたい人に会える時が来ますから、その時に備えて今は、ぼくと練習をしましょう。

 

 

さて、時は流れてこの家族は、関東から四国へ移住することになり、「クルマを買う」ことになります。もうフルコースです。選んだクルマは、三菱アイでした。ピッコロカーズさんが、ペーパードライバー用にと選んでくれた、「確かなクルマ」です。少しだけこの話をすると、この三菱アイは、電気自動車として最近まで販売されていたことが有名ですが、もうひとつ大きな特徴があってそれは、

軽自動車でありながら、ヨーロッパのブランドでも販売され、当時のヨーロッパの衝突安全基準を満たしている

ということです。そのためにエンジンをリアシートの後ろに搭載して、追突時の乗員の怪我のリスクを下げるなど、日本にはない基準で衝突安全性が設計されています。これはピッコロカーズさんがペーパードライバー用に、と選んでくれている重要な理由のひとつでもあります。荒井夫妻はこの説明をきちんと聞いてくれて、選ぶなら安全性に理由があるものを選びたい、と思ってくれて、そういう素質を持ったクルマの中から最後は 色 でこのアイを選んでくれました。今となっては娘ちゃんもアイと仲良くしてくれているみたいで、おjお兄さんは嬉しいです。

その後、あっという間に「やっぱりもう一台、一人一台必要だ…」となって、もう一台、これもまたぼくのオススメのデミオを追加して、
なかなか理想的でリーズナブルでありながら、安心して生活もドライブも楽しめるであろういい感じのラインナップで地方生活をスタートしました。

しかしこうなることは、というより、こんなことが出来てしまう(一人一台クルマを持って自在に運転して仕事したり家族でお出かけするようになる)とは、当時はのぼくは想像もしなかったし、たぶん本人たちもそう思ってるんじゃないかなと思います。かなり感慨深いものがあります。

彼らが引っ越していってからまもなく、Instagramなどでその様子を発信しているうちに、同様のケースで「地方に移住に備えて脱ペーパードライバーしてクルマを買う」という依頼が増えました。おかげさまでこのケースへの取り組みでぼくは、

・うんてんのスキルや価値観を共有できる仲間が増える
・その人に合ったクルマを提案してあげられる
・自分じゃ買わないであろうクルマを仕入れることで知見が増える

という美しいパッケージを確立しました。リモートワークが奨励されて地方に移住する人が増えてきた昨今、それに伴って「都内にいるうちに練習しておきたい」と気がつく人たちからのご依頼が増えているのだと思います。マジで、地方ではクルマないとマジで、マジでなんにも出来ませんし、することないですからねマジで。

マジですからね。

そんな荒井家族はすごいパワーを秘めている人たちで、そのうちぼくの活動に(名前も顔も出さないだろうけど)、登場してもらおうと思っています。#コガとうんてん のグローバル化とカードゲーム化の計画に、彼等のチカラがあれば…とかね、お客さんと一緒に新しい「うんてんの可能性」を探っている時間が、ぼくは一番楽しいです。

あ、そういえば、この夫婦はうんてんの仕方が全く違って、それも面白かったんでした。

・クルマを御するうんてん と、
・クルマを走らせるうんてん っていうのがあって、

二人は全く正反対。どっちがいいとかではないんですけど。で、クルマにも性格というか、そういうのがあって、

・アイは御して走るクルマ で、
・デミオは走らせとくクルマ なんですよね。ぼくの感覚では。

まぁそんな小難しいことはどうでもいいっちゃいいんですが、この二人が新しい生活をクルマで乗り越えている姿はぼくには眩しくて、まさに

カーライフ

を体現してる人たちだなぁと思います。たかがクルマのうんてん、されど、うんてん。いろんなところに遊びに行って、モリモリ仕事して、また一緒になんかしましょうね!

自動車開発テストドライバー 古賀章成


今日のクルマ

【練習】
ホンダ・インサイト by ピッコロカーズ
ホンダ・フリード by カレコ

【オススメ】
三菱・アイ by ピッコロカーズ
マツダ・デミオ

 

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