500を買ったから、せっかくなら運転もっと上手になりたい!クルマに優しいうんてんで長く付き合いたい!500のいいところをいっぱい知ってカーライフを送りたい!

3日で脱ペーパードライバー

#コガとうんてん を一度でも利用したことがある方なら、このサービスがピッコロカーズさんとパートナーシップを組むことで成り立っているということがわかってもらえると思います。ぼくはあなたに取って必要な運転の練習メニューを用意したり考えたりしますが、一人一人のゴールに向けてどんなクルマででスタートしてどんなドライブ体験を経てどこへ向かうのか、これが結構大切で、ピッコロカーズさんは輸入車を中心とした豊富な販売経験の中から、あなたのその瞬間にマッチしたクルマを考えたり貸してくれたりします。練習というソフト面と、クルマというハード面の両面があってこそ、あなたにとってのいいカーライフのスタートがご提案できると、我々は考えています。

ピッコロカーズはHPを見てもらえばわかるとおりFIAT500を中心とした小型のイタリア車、フランス車を取り扱うクルマ屋さんですが、レンタカーのラインナップには福祉車両からスポーツカー、ミニバン、アメリカンSUVといろんな楽しいクルマがそろっています。コガのInstagramを観てくれてる方々にはおなじみかもしれませんが、ほんとうに色んなクルマが登場しますよね。そんな我々の活動の中から、ふだんの私の活動の主軸である、ペーパードライバーさん向け向けのPRからやってくる方とは ”逆のパターン” つまり、FIATの販売・修理で定評のあるピッコロカーズで 500を買ったのだけど、せっかくだからもっと上手になりたい!という形でご紹介頂き、練習をすることがあります。このパターンは最近どんどん増えていて、今日ご紹介する若森さんとの練習が、最初の出来事でした。

珍しい色のきれいな500。お引っ越しを機に選んだのが、この色の500でした。実は商談の時に一度お会いしていてたまたまご挨拶させて頂いただくことが出来たのがきっかけだったのだと思います。ピッコロカーズで500をご購入の後、出張での #コガとうんてん をご希望とのことで、1日2コマコースでたくさん練習してもらいました。

一番印象に残ってるのは、

「わたしの500って、こんなに元気に走るんだ!!」

っていう驚きの声でした。そう、デュアロジックのクルマに乗ると言うことは、「トルクバンドを楽しむ」ということだとぼくは思っていて、練習の最後の1時間は、トルクバンドを理解(体感)し、そこを外さないように変速することに意味と面白さについて、話しました。

よく、デュアロジックは壊れるとか、ギクシャクするか言われますけど、それはトルコンATやCVTのクルマと同じように乗ってるからだと思います。あれは、基本構造は紛れもないMTで、それを自動でやっているだけなので、MT車だと思って乗らないと、うまくいかないのは当たり前だと思います。そーっと走っていたって、仕組みがわかっていなければトランスミッションに負担をかけて壊してしまうかのうせいだってある、ということです。

逆にMT車だと思って乗れたら、MT車並みのクルマを操る喜びとか、クルマと呼応する喜びがあるんじゃないでしょうか。わかっていれば、ぎゅんぎゅん加速できる。そういう醍醐味があるって伝えたいからこそ、FIATのような超・大企業が、世界中の市場から「壊れる!壊れる!」と言われながらも頑なにデュアロジックを作り続けるのでしょう。そしてちゃんと根強いファンもたくさんいてそれを買っているんでしょう。そして、もし調子が悪ければペットが怪我をしたときのようにケアをする。そういうものなんですよね。

デュアロジックは、そーっと走れば極めて低燃費で効率の良い運転が出来るし、レブリミットいっぱいまで使ってトルクバンドを外すことなく走れば1トンを切る軽い車体を軽快に力強く走らせることが出来ます。まさに、一周回ってこれが一つの理想的な形なんじゃないかとも思えてくる。だって、よく考えたら、上手な人が運転するマニュアルトランスミッションでの運転が、最も効率が良く、一般道においては十分速いのだから。

こんな感じで、いつからか、ペーパードライバーで「全く運転が出来ないから〜」という方から、「出来なくはないんだけどしっくりこないから〜」とか、「配達で仕事で乗らなきゃいけなくなったから念のため〜」とか、なんというか、「他人に運転を教わるなんて恥ずかしい」みたいな一つの既成概念を乗り越えてぼくのところへ練習の相談をしてくださる方が増えました。もちろんそれは、ピッコロカーズさんやほかのクルマ屋さんが、「クルマ買ったならコガのところに練習しに行ったらいいよ!」って言ってくださるケースが増えてきたからだとは思うんですが、なんにせよぼくは嬉しいです。

 

このブログでは繰り返し話していますが、ぼくが運転技術を教えるというのはほんの一部、座って、動き出すまで。これくらいなんです。あとはみんなそれぞれに悩みが違う。それを、ぼくが一緒になって解決していく。その繰り返し。一見汎用性がないようで、これが最短の近道だと思っています。そうして色んな人の悩みに対峙するうちに、自動車開発テストドライバーとしての古賀章成のレベルはどんどん上がっていく、と、感じています。だから、遠慮せずに恥ずかしがらずに、困ってることや違和感をぼくに話してくれたらいいと思うんです。

案外、ぼくも悩むこと多いですよ笑 その場で一緒に考えていく。即答できるとは限らないけれど、3日ももらえれば、なんとか解決方法をひねり出せると思います。皆目見当もつかないなんてことはないし、ぼくが皆目見当もつかないようなことは、しない方がいい気もします笑

コンディションのいい500は、とてもいいです。自動車メーカーで開発をやっていることは気が付かなかった良さがいろいろと見えてきました。当時、「良くない」と評価していた部分が、お客さんにとってのトキメキポイントだったりして、視点が変われば評価も変わるものです。ここに出てくる500は1.2Lの4気筒なんですが、これがいいエンジンで。また、ムリヤリ作ったでしょそれって感じの2気筒ツインエアも、乗ってると良さがわかってくるというか、愛着が沸いてくる。

500だけじゃないんですけど、イタリアのクルマもフランスのクルマも、決して完璧ではないしそれを目指してるとも思えないんですけどなぜか愛着が沸いてくるんですよね。あれは一体何なのか。そして、

クルマなんて全然興味ないっていう人たちを、一発で魅了する見た目のチカラも圧倒的だと思うし、それは一体どういう作り方から生まれてくるものなのか、

イタリアにもフランスにも行ってみなきゃなぁと、思うんですよね。

今日はそんな話でした。

自動車開発テストドライバー 古賀章成

【今日のクルマ】
FIAT 500
フォード エクスプローラー:ピッコロカーズ

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